テクノロジー

2020.09.29

ヤフーの社内技術カンファレンス「TGCon」をご紹介します

TGConのロゴ

こんにちは、Developer Relations アドボケイトの山本です。
私が所属しているDeveloper Relationsチームでは、社外のクリエイターの方々とのリレーション構築をミッションとしています。

最近その活動の中で学生クリエイターの方とお話しする機会が多いのですが、「社内で活用されている技術」や「社内の技術力向上に対する取り組み」といった質問をよく受けます。

社内の取り組みとしては、毎年開催している社内ハッカソン「Internal Hack Day」なども、過去に本ブログで紹介しましたが、今日は「社内で活用されている技術」を語る上では切り離せない社内プラットフォームについてと、それに関連する社内技術カンファレンス「TGCon(Technology Group Conference)」という取り組みを紹介します。
ヤフー社内のクリエイター文化を知っていただく一助となれば幸いです。

ヤフーの社内プラットフォーム

ヤフーでは多くのサービスやアプリが開発・運用されています。
そのため各サービスで共通で利用されるような機能はフルマネージドな社内プラットフォームとして提供され、品質の担保や車輪の再発明の防止につなげています。
過去、本ブログでもApache Pulsarをベースにした社内MQ、Apache Cassandraベースの社内KVSなどを紹介しています。

他にもIaaS、PaaS、CaaS、FaaSといったアプリケーション実行環境、CI/CD環境やログ分析、監視などの開発・運用ツール類も社内プラットフォームとして提供され、その数は100を超えています。

多くの社内プラットフォームを持つことによる課題

さまざまなリソースがフルマネージドで提供されており、それを上手に活用することで、開発者はサービスそれぞれの価値創出に注力することができるのですが、反面その数が多いためどんな社内プラットフォームが提供されているのかの把握に時間や経験が必要であるという課題があります。

私自身も8年前にヤフーに入社した当初は社内プラットフォームが把握できていなかったため、自前で開発や導入したあとに社内プラットフォームの存在に気付いてしまったことがあります。
私の場合は大阪に開発拠点を新たに立ち上げたタイミングの入社で、周りもみんな新入社員ということもあり、特に把握が難しい状況でした。ただそうでなくとも100超の社内プラットフォームに対する認知、さらには日々のアップデートのキャッチアップはなんらか仕組みやきっかけがないとなかなか追従しきれません。

そんな課題を解消するための仕組みの一つに過去本ブログで紹介した「社内ソリューションアーキテクト」という社内プラットフォームの情報を網羅的に把握した相談役の存在があります。

他にも社内プラットフォームの情報を集約したポータルサイトが整備されていたり、GUIを持つプラットフォームであればUI・UXの改善が日々繰り返されています。

社内技術ポータルサイトのトップページ

そしてそれら社内プラットフォームをよりうまく使ってもらう仕組みとは別に、認知のきっかけになる仕組みとして効果を発揮しているのが、冒頭で触れた社内技術カンファレンス「TGCon」です。

TGConとは?

TGConは社内プラットフォームの開発を担当する組織(Technology Group)が主催する社内技術カンファレンスです。
「最新の社内技術と技術方針」をサービスの開発を担当するエンジニアなど関係者に知らせ、ひいては社内プラットフォームに対するフィードバックを得る、ということを目的に開催されています。

開催ペースは半年に一度。途中名前を変えながらも7回目の開催で、今回は初のオンラインのみでの開催となりました。コンテンツは以下の内容です。

  • 13のセッション
  • 26のハンズオン/セミナー

オフライン開催だった回ではブースなども設けられ、その場で各プラットフォームのエキスパートに相談できるという環境作りもしていました。
参加者も今回のオンラインだと同時接続視聴者数は1200人を超え、合計3000人が参加するなど、一般に開催される技術カンファレンスにも劣らない規模感となっています。

TGConの雰囲気を写真でお届け

今回はオンライン開催で良い写真がなかったので、過去のオフライン開催のときの写真をいくつか掲載します。
社内技術がテーマであるためモザイク多めではあるのですが雰囲気だけでも伝わると幸いです。

過去のオフライン開催時のセッションの様子

社内のセミナールームや会議室を活用して、キーノートやブレイクアウトセッションを開催します。
オフライン開催だとひと部屋に200〜300人ぐらいが限界でしたが、今回は同時接続視聴者数1200人だったので、参加しやすい環境が作れたという点ではオンライン開催ならではのメリットが発揮できたと思います。

過去のオフライン開催時の軽食ブースの様子

セッション、セミナー、ブースとコンテンツが盛り沢山なので、ランチタイムも有効活用してもらうべく休憩所や軽食も用意していました。

オンライン開催だと軽食提供などは難しいですが、今回はセッション動画の合間に「着座しながらできるヨガ講座」といった動画を制作して流すなど、なるべく快適に動画視聴を続けられる工夫を盛り込みました。
私も当日はこのヨガ講座でリフレッシュできたので、長めのオンラインカンファレンスを設計されている方は、意外と参考にしていただけるノウハウかもしれません。

過去のオフライン開催時のブース出展の様子2

プラットフォームごとにブースが設けられ、それぞれの担当者にその場で技術相談ができます。
左下画像の左側に過去本ブログでも紹介した社内プラットフォーム用のデザインシステム「SAYA」のブースも見えますね。

さいごに

今回紹介した「TGCon」以外にも、社内クリエイターが同じ未来に向かって走っていけるように、ヤフーのこれからの技術ロードマップを示す場として「DDM」という取り組みがあったり、他にも大小さまざまな仕掛けがあるので、また機会があればそれらの様子もご紹介したいと思います。


山本 学
Developer Relations アドボケイト
ヤフーの持つテクノロジーやカルチャーの魅力を発信を発信すること、エンジニアやデザイナーが活躍しやすい 環境づくりを推進することがお仕事です。

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