テクノロジー

2020.09.29

部署や拠点を超えた社内コミュニティを作る 〜 データコミュニティ設立と運営事例の紹介

こんにちは。ヤフー株式会社の宇城です。
新卒2年目のまだまだ駆け出しのエンジニアです。
日常業務の傍ら、部門横断のデータコミュニティを設立し、運営を行っております。
今回は、事例紹介を交えながら、社内コミュニティ運営を通じて経験したことをまとめてみました。

ヤフー社内のデータコミュニティでやっていること

データコミュニティは、以下の2点を目的に設立しました。

  • データ関連のスキルアップ
  • 自己研鑽の場の提供と文化づくり

このコミュニティでは、スペシャリストの方々と一緒に、データ関連のスキルアップの場を提供しています。データ関連のスキルアップのためのイベント開催とSlackチャンネルの運営を行っており、これまでに開催したイベントは以下のようなものがあります。

形式 タイトル 概要
LT データ×働き方 データを扱う職種の方々の話を通じて自身のキャリア形成のヒントを得る
LT データ・ドリブン・ツアー データの生成から活用までのフローでどんなことが起きているのかを知る
輪読会 データ視覚化のデザイン データ可視化をテーマにヤフーでの応用例をふまえながら可視化のスペシャリストが解説する

それぞれのイベントの参加者は、東京にいる広報や福岡にいるエンジニアなど、所属する部署や拠点が多種多様でした。イベントの申込者数も60-120名程度と、規模感の大きなものでした。
なるべく多くの方に参加してもらいたいので、イベントの開始時間を遅めに設定したり、所要時間も1時間に抑えたりなど、本来の業務に支障をきたさないような配慮をしています。

コミュニティを作った狙い

近年、さまざまな企業でデータの利活用が推進されており、ヤフーも、日本全体のデータを利活用できる世界を作ることを目指しています(参考記事)。
このためには、ヤフー全体でさらなるデータ関連のスキルアップを図っていく必要があると考えました。

時代の流れにより、求められるスキルとそのレベルは常に変わり続けます。
この変化に対応するには、常に知識のアップデートが必要で、新しいスキルの習得も必要になります。
これまでは、所属部署やチーム、プロジェクト単位で勉強会は開かれていましたが、部門横断でデータ関連のトピックを学んだり語り合ったりできるコミュニティはありませんでした。
そのため、日常業務で接点のない仲間が集まれる、大きな単位のコミュニティを形成してみたいと考えるようになりました。

ヤフーには、基礎知識に加え、現場で得た知見(いわゆる生きた知識)を持ったデータ関連のスペシャリストがさまざまな部署に在籍しています。そういった方々から教わることで、独学で進めるよりも深い知見を得ることができます。
幸いにも、他の部署で同じ思いを持つ仲間と出会い、コミュニティ立ち上げに至りました。
コミュニティの設立にあたり、以下の2点を特に意識しました。

  • 所属部署の制限をなくす
  • 場所的・時間的な制約をなくす

全国にまたがるコミュニティ運営の工夫

オフライン中心のイベント形態では、開催拠点以外の社員(例えば、東京で開催の場合の大阪や名古屋、福岡などの拠点の社員)が参加しにくく、コミュニティ自体も分断されやすいと感じていました。
しかし、昨今の情勢に鑑みて、オンラインでのイベント開催がデフォルトになったことが後押しし、場所の制約を取り除くことができました。会議室の確保や場所の移動の負担がないため、開催時間の融通もききやすくなり、結果として時間の制約もほとんどなくなりました。また、リアルタイムでの参加ができなかった方のために、イベントの様子と発表資料は、後からでも確認できるようにしました。

イベント中の登壇者への質問は、Sli.doで募集しています。いただいた質問は、質疑応答の時間に加え、イベント終了後にまとめてコミュニティのSlackチャンネルにも回答しています。

イベント終了後は、社内ツールを用いてアンケートでフィードバックをもらいます。社員IDと連携し、参加者にリマインドすることで、アンケートの回答率が10-15%ほどだったものが、30-50%ほどに増加しました。アンケートは、さまざまな方々から貴重なコメントが寄せられるので、いただいたコメントにはすべて目を通しています。
参加者の反応や登壇者の反応をふまえ、次のイベントに生かせられるように振り返りを行っています。

ターゲットに応じたイベント形式の選択

開催したイベントの中でも、輪読会形式のイベントは、部門横断の規模では初めての試みでした。
通常の輪読会は、参加者の中から担当を割り当て、ボリュームの多い書籍をみんなで読んで学んでいくといった形式をとりますが、今回はそのような形式ではありません。普段データ関連の業務を行っていない方や、輪読会形式が初めての方などを主なターゲットとしました。

そのため、「データの可視化」というデータの利活用において基本的なテーマを選びました。また、書籍のボリュームを抑え、書籍の内容を3分割した上で、それぞれ可視化のスペシャリストの方々に登壇を依頼しました。内容も書籍の内容の解説に加え、紹介された手法が実際の業務でどのように生かされているか、といった部分にも触れていただくようお願いしました。

おわりに

社内コミュニティ設立と運営の事例紹介でしたが、いかがでしたか。

ヤフーは、若手社員のチャレンジングな取り組みに対しても、好意的にサポートしてもらえる環境だと思います。
コミュニティはまだ設立されて間もないですが、熱量を高く保ったまま活動を継続していきたいと思います。また、データコミュニティの社外向けの活動として、今後Bonfireでイベントも企画したいと考えています(connpass)。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。


宇城 毅犠
エンジニア

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