こんにちは! 新卒で入社して2年目のiOSエンジニアの冨田です。
ヤフーでは毎年、WWDCをさらに楽しむためにイベントを開催しています。今年から名称をExtended Tokyo - WWDCにアップデートし、今年も開催いたしました! 昨年に引き続き、グループ会社であるLINE、ZOZOの方も一緒に運営に参加しました。Extended Tokyo - WWDCは2020年以降はオンラインで実施しておりましたが、なんと今年は弊社紀尾井町オフィスにあるオープンコラボレーションハブ「LODGE」と、メタバースプラットフォームであるcluster内の「VR LODGE」を用いてハイブリッド開催いたしました。
開催にあたって工夫した内容や当日の様子などをご紹介したいと思います!
Extended Tokyo - WWDCとは
Extended Tokyo - WWDC は、Appleが行なっている技術者向けカンファレンスWWDCのメインセッション(Keynote)をさらに楽しむためのイベントです。集まってリアルタイムにKeynoteを楽しむのに加え、iOSエンジニア同士の情報交換としてLTや交流会なども行っています。
オープニング
オープニングの挨拶の後には、過去のWWDCやヤフーやLINEに関連したクイズ大会が実施されました。歴代のmacOSの名前やLINEのコーポレートカラーのカラーコードなどなかなか手ごわいクイズが出題され、白熱したクイズ大会になっていました。クイズの正解者には、ヤフーとLINEのグッズが贈呈されました。
また、Apple Parkで現地参加している方々ともビデオ通話を繋ぎ、現地の様子をレポートしていただきました。
LT
今年は、ヤフー、LINE、ZOZO、クラスターから一名ずつLTをしました。
1. Appleの進化を楽しむための歴史の授業
ヤフー株式会社:新妻広康
普段からiOSエンジニアとして、開発を進めていく上で気づいた課題などをAppleの歴史に沿って紐解いてお話ししていました。ソフトバンクグループのペッパーくんとプログラミング言語であるSwiftが同い年であることから発表が始まり、ソフトバンクグループとAppleのまさかの共通点を知ることもできました。各Frameworkの進化やプロジェクトファイルでコンフリクトが起きてしまう理由を、Swiftの歴史に沿って考察していくとてもおもしろいLTでした。
2. あなたの知らないWWDC現地参加の世界 〜Apple Parkへ行った僕が見た、新しいWWDC〜
ZOZO株式会社:荻野 隼さん
実際にWWDC2022に参加された荻野さんの現地での体験を、たくさんの写真とともにお話していました。Keynote当日の様子だけでなく、普段はあまり見ることができないApple Parkのトイレの写真やWWDC前日の様子などを知ることができ、実際に行った気持ちになれるとてもワクワクするLTでした。このLTを聞いて、続くWWDCのKeynoteへの期待と共に、実際に現地参加してみたいなという気持ちがさらに高まりました。
3. WWDC「間」を復習しよう
LINE株式会社:平井亨武さん
このLTではWWDCではなく、WWDCが行われてから次のWWDCが行われるまでの「間」について紹介していました。開発に関するエンジニア目線の話だけではなく、AppStoreの価格設定の話などWWDCの期間だけでなく常に更新され続けるAppleのすごさをあらためて実感させられるおもしろいLTでした。僕自身もWWDCなどのAppleイベントに着目しがちでしたが、今後はその間にあるアップデートにもアンテナを張っていきたいと思いました。
4. メタバースプラットフォーム開発におけるSwiftUIの活用とTips
クラスター株式会社:董 亜飛さん
clusterを開発する際に実際に使われているTipsをソースコードを交えて紹介していました。横スクロールできるタブビューや画像ビューアなどこの後すぐに使えるような貴重なTipsをたくさん紹介してくださり、開発へのモチベーションが高まるLTでした。ソースコードの詳しい解説も交えてくださり、とても学びが多く勉強になりました!
Keynote ライブビューイング
Keynoteのライブビューイングでは、集中して見ている方や、周りの方と感想を共有しながら見ている方など、さまざまな楽しみ方をしていました。Keynote終盤の「One More Thing」の時の会場の盛り上がりは、ライブビューイングイベントならではでした!
一人で見るのとは違い、感想を共有したり一緒に盛り上がることがライブビューイングの醍醐味です。僕自身も参加者の皆さんと一緒に盛り上がったり、今回発表されたVision Proを買うか買わないかお話しできてとても楽しかったです!
今回のKeynoteでは主に以下の内容が発表されました。
- Mac:15インチのM2 MacBook AirやM2 Ultraを搭載したMac StudioとMac Proが発表されました。
- iOS 17:通話やメッセージが刷新され、「スタンバイ」機能ではウィジェットを充電中に常時表示できるようになりました。
- iPadOS 17:ロック画面にウィジェットを表示できるようになりました。
- macOS Sonoma:ビデオ通話をさらに盛り上げる機能の追加やデスクトップにウィジェットが追加できるようになりました。
- watchOS 10:スヌーピーの文字盤の追加やサイクリングなどのワークアウト機能が強化されました。
- Vision Pro:Apple初となる「空間デバイス」が発表されました。
オンラインでもオフラインでも楽しめるイベントづくりのために
今回のイベントでは、クラスター株式会社さんにメタバースプラットフォームであるclusterの会場提供をしていただき、オンラインでもオフラインでも一体感があるイベントになリました。
clusterの会場から現地の様子が見られるだけでなく、会場でもclusterの様子を映し出すことで一体感が生まれていたのではないかと思います。オンライン会場で参加してくださった皆様にもたくさんリアクションをしていただき、両会場でとても盛り上がるイベントが実施できました。
おわりに
4年ぶりのオフライン会場の使用、そしてヤフーとしても初めてのハイブリッド開催のExtended Tokyo - WWDCでしたが、たくさんの方に楽しんでいただけたかと思います!僕自身Extendedのオフライン参加は今回初めてでしたが、現地からのレポートやLT会などとても楽しく、この盛り上がりはライブビューイングならではだと思います!
今年参加できなかった方も、この記事を読んで来年も参加していただけたら幸いです!
ヤフーではこのようなイベントを今後も開催していきたいと思っておりますので、ぜひお気軽にお越しください!
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