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テクノロジー

Yahoo! JAPAN Tech Conference を12月に開催します

Yahoo! JAPAN Tech Conference 2019 in Shibuya

こんにちは。Developer Relations 栗秋です。

技術カンファレンス「Yahoo! JAPAN Tech Conference 2019 in Shibuya」を2019年12月13日にベルサール渋谷ファーストで開催します。

Yahoo! JAPANには100を超えるサービスがあり、それらを支える多くのクリエイター(エンジニアやデザイナー)がいます。その領域はデータ分析基盤、クラウド、画像検索、認証などの基盤から、セキュリティ、デザイン、フロントエンドなど、多種多様です。また、Yahoo! JAPAN研究所などには、未来に向けて研究開発している研究者もいます。今回のイベントでは、幅広い取り組みの中から、その一部をお伝えします。

タイムテーブルを含めた詳細は下記イベントサイトにてご確認ください。参加登録も先着順にて開始しています。

Yahoo! JAPAN Tech Conference 2019 in Shibuya : https://techconference.yahoo.co.jp/

【開催概要】

  • 名称: Yahoo! JAPAN Tech Conference 2019 in Shibuya
  • 日時: 2019年12月13日(金) 13:00 開始、18:15 終了予定
  • 場所:ベルサール渋谷 ファースト 2F(東京都渋谷区東1-2-20)
  • 参加費:無料(申し込み必須・先着順)
  • イベントサイト:https://techconference.yahoo.co.jp/
  • ハッシュタグ: #yjtc
前回の基調講演の様子
前回の基調講演の様子

セッション概要

13時から始まる基調講演、それに続く全12セッションでヤフーのさまざまな分野の取り組みをお伝えします。これからセッションの概要をご紹介します。

※ セッションタイトル・内容は変更される可能性があります。

A-1 Kubernetes as a ServiceをProduction環境で2年活用したその利益と直面してきた課題

ヤフーではKubernetes as a Service(KaaS)を使いオンプレミスのKubernetes(K8s)環境を構築し、活用しています。KaaSは約2年ほど前からProduction環境で稼働させ、現在400を超えるK8s Clusterを管理しています。

本セッションでは、このようなオンプレミスのKaaSを活用し、運用、開発チームそれぞれがどのような利益を得られたか、また、このような大規模数のCluster管理を行う上で直面してきた課題とその解決までのプロセスをご紹介します。

A-2 ヤフオク!における出品時タイトル推薦機能の裏側

ヤフオク!では出品時にアップロードされた画像をもとに商品タイトルを推薦する機能を提供しています。この機能は、出品画像と類似したヤフオク!の商品を検索し、その商品のタイトルに基づいて推薦しています。

本セッションでは、商品画像を特徴ベクトル化する仕組み、NGTにより類似度の高い画像(特徴ベクトル)を高速に検索する類似画像検索基盤等、タイトル推薦機能がどのように実現されているかご紹介します。

A-3 メディアサービスの基盤としてのナレッジベースの活用と生成方法について

ヤフーでは、Yahoo!検索やYahoo!ニュースを始めとしたメディアサービスで、大規模なナレッジベース (世の中の概念とその関係を構造化したデータベース)を活用しています。

本セッションでは、ナレッジベースの活用事例や生成方法についてご紹介します。

A-4 クロスユースプラットフォーム ~ 秒間10万リクエスト・レスポンスタイム100ms以下を実現するシステムについて ~

Yahoo! JAPAN トップページ、Yahoo!ニュース、Yahoo!ショッピングなどのヤフー主要サービスにおいて、ユーザーに応じて適切なヤフーコンテンツを紹介する基盤である、クロスユースプラットフォームを支える技術についてお話しします。

本セッションでは、インフラレイヤーからアプリレイヤーまで、パフォーマンスと安定性の両立を図る構成や工夫についてお伝えする予定です。

A-5 広告サイエンスにおける統計的機械学習技術のご紹介

本セッションでは、広告配信プラットフォーム Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)において、機械学習がどのように使われているのかご紹介します。 また、近年注目を集めている Selective Inference と呼ばれる統計的推論を応用した広告のクリック確率予測についてご紹介します。

A-6 CtoCフリマアプリの作り方 〜6ヶ月間のPayPayフリマ開発を支えた設計〜

PayPayフリマは、ヤフーが運営する新しいフリマアプリです。2019年10月7日にリリースしました。

PayPayフリマでは出品、購入、取引、商品詳細等、多くの機能開発を行ってきました。 品質を保ちながら効率的なシステムを実現するために、バックエンドではマイクロサービス、GraphQL、サーバサイドKotlin、AndroidではマルチモジュールやJetpackを採用しました。 本セッションでは、バックエンドとAndroidアプリのリードエンジニアから設計〜開発技術についてお伝えする予定です。

B-1 PayPayモールのAMP活用とデザインシステム

PayPayモールでは、ワンランク上のお買い物体験の提供を目指してさまざまな取り組みを行っています。

本セッションでは、その中からAMP (Accelerated Mobile Pages)の活用と、デザインシステムよる統一性あるUIの実現の裏側をお伝えする予定です。

B-2 データ利活用を支える基盤技術とプラットフォームのご紹介

ヤフーは、100以上のサービスそして月間約4千万IDものログインユーザー数により日々の利用から蓄積される「マルチビッグデータ」を分析し、ユーザーへの新たな価値提供に力を注いでいます。

本セッションでは、そのデータ利活用を支える基盤技術の紹介を中心に、基盤技術がどのような課題を解決しているかをお伝えする予定です。

B-3 世界最速クラスのベクトル近傍検索NGTと深層学習によるファッション検索への応用事例

Yahoo! JAPAN研究所は、深層学習で生成されるようなベクトルデータを高速に検索できるNGTをOSSとしていち早く提供し、改良してきました。そして、ついにNGTがベンチマークで世界最速クラスの検索速度を達成しました。

本セッションでは、NGTがなぜ高速な検索を実現できるのかを解説し、さらに、NGTを用いた深層学習によるファッション類似画像検索の概要についてもご紹介します。

B-4 安全・安心に向けたYahoo! ID連携の改善とネイティブアプリのID連携の実装

Yahoo! ID連携は、ウェブサイトやアプリケーションにて、Yahoo! JAPAN IDを利用したログインができる機能を提供しています。

本セッションでは、より多くのサービスとの連携を促進するための安全・安心に向けたYahoo! ID連携の改善をご紹介します。

ネイティブアプリのID連携によるログインの実装は、パラメーターの取り扱いや自社の既存システムの連携など考慮すべき点が多く設計が複雑になりがちです。これからID連携を実装するための指針、もしくはすでに実装済みのサービスの見直しのためのベストプラクティスを解説します。

B-5 PayPayアプリにおけるオンラインとオフラインのユーザー体験

PayPayは、スマホひとつでカンタン・おトクにお支払いができるアプリです。

本セッションでは、QRコード決済戦国時代に立ち向かうPayPayアプリの「便利」に勝る体験設計への奮闘とUXデザインが浸透した社内でのデザイナーの役割についてお話する予定です。

※ PayPayはPayPay株式会社が運営しています。
※ PayPay株式会社はソフトバンクグループ株式会社とソフトバンク株式会社、ならびにヤフー株式会社の共同出資会社です。
※ QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

B-6 YDNレポートジョブ渋滞に機械学習でたちむかってみた

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)におけるレポートの作成では、非同期のジョブでデータ抽出を行っています。近年1件あたりの取得データ量が増加傾向にありジョブ渋滞が見られるようになりました。短時間ジョブが渋滞を回避できるよう試行錯誤しているところです。本セッションはその経緯をお話しします。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。できるだけ多くの分野のお話を限られた時間でお伝えしたいため、バラエティーに富んだセッションとなっています。

それでは当日会場でお会いできることを楽しみにしています。

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ご感想ありがとうございました


栗秋 宏徳

Developer Relations

Yahoo! JAPAN Tech Conference を運営しています。

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