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テクノロジー

Slack運用からコミュニティー運営まで、ヤフーってどんな開発文化? 〜 ヤフー福岡 Tech Meetup #5 レポート

イベントロゴ

みなさんこんにちは! ヤフーの天神オフィスで働くエンジニアの小川です。

2019年9月17日(火)に、福岡で5回目のTech Meetupを開催しましたのでレポートします。
福岡の開発拠点である天神オフィスには、さまざまな分野を担当しているエンジニアがいます。本イベントは企画から本番まで、天神オフィスのメンバーが中心となって運営しています。
福岡で働くエンジニア・デザイナーの方々と、情報交換しつつ交流していきたいと考えており、本イベントを継続して開催しています。

そんなTech Meetupも、今回の開催でちょうど1周年を迎えました!(初回は2018年8月29日)
MCからの開会のあいさつの時に、参加者のみなさんと拍手でお祝いしました。

会場全景

記念すべき今回のイベントでは、ヤフーの開発文化について3名のスピーカーよりお話させていただきました。
以下、内容や様子をレポートしていきます。

大規模Slackをセキュアに運用する

まずは、ヤフー社内Slackのセキュアな運用について、伊藤よりお話させていただきました。

登壇した伊藤

弊社では社内コミュニケーションツールとして主にSlackを利用していますが、大規模な組織でSlackを便利にセキュアに運用する上で気をつけるべきことを中心にお話しました。
たとえばLegacy TokenはIP制限が掛けられない・Scopeが絞れないなどの理由で権限管理上のリスクがあるため使用すべきでないといった事例など、 Slackの運用を開始するにあたり、法令遵守や監査、権限管理などの観点で対応を行った事項について紹介させていただきました。
加えて、Slackで任意の社内アプリを利用したい場合の開発フローや、設定・確認すべき項目についてもご紹介。参考になる部分が多くあったのではと思います。

プランニングポーカーができるツールの開発

次に、社内ツールの開発文化や具体例について、迫田よりお話させていただきました。

登壇した迫田

スクラム開発で作業見積もりを行う手法として「プランニングポーカー」というものがありますが、これを社内ツールとして使えるようにした事例を紹介させていただきました。
リモートでプランニングポーカーをする際のテンポの悪さに課題を感じて開発を始め、今では社内の多くのユーザーに使われているツールに成長したとのこと。
このツールは一例ですが、弊社社内には課題解決のための個人開発ツールが多くあり運用環境も整っている、という文化が伝わったのではと感じました。

ヤフーのHack文化

最後に、Hack Dayを通したコミュニティーの文化について、武居よりお話させていただきました。

登壇した武居

Yahoo! JAPAN Hack Dayは2007年から開催されている日本最大級のハッカソンで、24時間で動くプロトタイプを作り90秒でプレゼンを行う、テクノロジー好きには堪らないクリエイターフェスです。
セッションではHack Dayプロデューサーという立場から、Hack DayおよびInternal Hack Day(社内版)の特徴や魅力を紹介させていただきました。
また、コミュニティーの立ち上げから継続成長していくために何が大切となるか、という観点からもお話させていただき、熱心に聞き入っている参加者も多く見られました。

セッションの最後はHack Dayの開発開始時の掛け声である「Hack Time!」を全員で。 みんなでHackTimeの掛け声をかけている写真

懇親会とLT

メインセッション終了後は、懇親会の時間を90分ほど設けました。
社員と満遍なく交流できるよう、今回もテーブルを四角形に配置してみました。

懇親会の様子

今回は懇親会中盤、天神オフィスで働く3名のエンジニアよりLTをさせていただきました。
本編に加えてLTからも、弊社の文化が垣間見えたのではと思います。

スクラムコミュニティーを立ち上げた話

LTのトップバッターは僭越ながら筆者小川が務めさせていただきました。

登壇した小川

Scrum Masters Night! というスクラム開発のコミュニティーを今年2月に福岡で立ち上げたので、その経緯などをお話しました。
コミュニティー立ち上げにあたっても上長やチームメンバーが当たり前のように支えてくれ、ここでも弊社の自由かつ暖かい雰囲気を感じました。

Hack U しっとーと?

次に、学生を対象としたハッカソンのHack Uについて、高岡よりお話させていただきました。

登壇した高岡

Hack Uは学生にクリエイターになるきっかけを与えることが目的ですが、ものづくりの過程は決して成功ばかりではないので、ぜひたくさんのチャレンジを経験してほしいという話が印象的でした。
高岡も実際に多くの人に支えられながら、Hack U福岡のプロジェクトマネージャーにチャレンジすることができたとのことでした。また、一緒にチャレンジしてくれる方も募集中です(We Are Hiring!)

開発とかの文化の話

トリを飾るのは弊社平田。開発に限らない文化の話をさせていただきました。

登壇した平田

弊社の文化として規模の大きさと風通しの良さが共存しているということがありますが、それを象徴するような、全社規模でのeスポーツ部の話と作成したSlackのbotが全社を巻き込む事件に発展した話をご紹介しました。
資料をみていただけるとわかるかと思いますが、pudding botへの全社規模でのリアクションから、bot主の愛され具合を感じていただけたのではと思います。

飛び入りLT

予定していたLTも終わり懇親会も終了間際、たまたま福岡に来ていた弊社CTOの藤門が飛び入りLTを行いました。(運営スタッフの社員も直前まで知らず、完全サプライズ)

飛び入り登壇した弊社CTOの藤門

先日全社員に向け技術規定に関するメールを送った際、全社員のメーリングリストが宛先に入ったまま「Slackでお願いします」と返信が来たエピソードを紹介。前段のLTに続き、風通しの良さを伝えていました。
その後、自身がHack Dayで作成した画像認識のアプリをその場でデモ。狙い通りに動いた際には、参加者から「おぉー」と声が上がっていました。

登壇している藤門とその話をきく参加者

その後の懇親会も、終了時間まで会話が途絶えることなく終始盛り上がりました。弊社社員とたっぷり交流していただけたのではないかと思います。

おわりに

今回も多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。
今後も福岡で交流の機会を作っていきたいと思います。次回もConnpassでご案内する予定ですので、参加したい! という方は以下のConnpassページの「メンバーになる」ボタンを押してお待ちください。

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ご感想ありがとうございました


小川 彩織

エンジニア

ヤフーの天神オフィスで働いています。新米スクラムマスターです。

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