ボックスWebAPIリリース
こんにちは。Yahoo!ボックスの開発を担当しております。瀬川です。Yahoo!ボックスではボックスWebAPIをリリースしました。
ボックスWebAPIはYahoo! JAPAN初のオンラインストレージを扱う事ができるAPIです。
今回はボックスWebAPIを使い始める方法から、どのようなAPIがあるかまでご紹介させていただきます。
Yahoo!ボックスとは
Yahoo!ボックスとは写真やドキュメントなど、あらゆるファイルをオンラインストレージで管理できるサービスです。ブラウザー、PCアプリ、スマートフォンアプリで展開しており、マルチデバイスでの利用ができます。
Yahoo! JAPAN IDを取得することで無料で5GB,Yahoo!プレミアム、またはYahoo! BB会員は50GB,有料会員は100GBの容量が利用できます。
現在、Yahoo!ボックスのユーザー数は1000万人をこえており、APIを公開したことでそれだけのユーザー様へのリーチが出来るアプリケーションの開発が出来ることになります。
また、Yahoo! JAPAN IDのログインのみで認証を取ることが出来るので、Yahoo! JAPANの他のサービスで使用されている既存のYahoo! JAPAN IDも取り込むことが出来るという強みもあります。
ボックスWebAPIの利用方法
まずは、開発者向けガイドページをご覧いただき、利用条件やFAQをご確認ください。Yahoo! JAPAN IDでログイン後、Yahoo!デベロッパーネットワークのトップから、「アプリケーションの管理」へ移動します。
すでにアプリケーションを開発していらっしゃる方はアプリケーションの一覧から「編集」へ。
新規に開発される方は「新しいアプリケーションを開発」へ。
「利用するスコープ」のチェックボックスの「ボックス参照・更新機能」にチェックを入れてください。
これで開発するアプリケーションIDにボックスWebAPIへのアクセス権限が付与されます。
ボックスWebAPIを実際にアプリケーションに組み込んでお使いいただくためには、OAuth2.0に準拠したYConnect認証認可を通す必要があります。
YConnectについてはこちら
ボックスWebAPIで何ができるのか?
Yahoo!デベロッパーネットワークにて日本語でドキュメントが公開されています。各機能につきましては公開されているドキュメントをご参照ください。
- Yahoo!ボックスAPI用語集
- Yahoo!ボックスの仕様に関する用語集です。
- ユーザー情報取得
- Yahoo!ボックスのユーザー情報を取得します。
- サービス利用開始
- Yahoo!ボックスの開設を行います。
- ファイル一覧取得
- Yahoo!ボックスのディレクトリ以下の一覧取得を行います。
- ファイル一覧取得(認証なし版)
- Yahoo!ボックスの公開されているディレクトリ以下の一覧取得を行います。
- ファイル属性取得
- Yahoo!ボックスのファイル・ディレクトリの詳細情報を取得します。
- ファイル属性取得(認証なし版)
- Yahoo!ボックスの公開されているファイル・ディレクトリの詳細情報を取得します。
- フォルダー作成
- Yahoo!ボックスにフォルダーを作成します。
- ファイル・フォルダーリネーム
- Yahoo!ボックスのファイル・フォルダーのリネームを行います。
- ファイル・フォルダー移動
- Yahoo!ボックスのファイル・フォルダー移動を行います。
- ファイル・フォルダーコピー
- Yahoo!ボックスのファイル・フォルダーのコピーを行います。
- ファイル・フォルダー削除
- Yahoo!ボックスのファイル・フォルダーの削除を行います。
- ファイル・フォルダー検索
- Yahoo!ボックスのファイル・フォルダーの検索を行います。
- ファイル・フォルダー公開
- Yahoo!ボックスのファイル・フォルダーの公開設定を行います。
- ファイル・フォルダー公開設定削除
- Yahoo!ボックスのファイル・フォルダーの公開設定削除を行います。
- アップロード
- Yahoo!ボックスにファイルのアップロードを行います。
- ダウンロードURL発行
- Yahoo!ボックスのファイルダウンロードURL発行を行います。
- ダウンロードURL発行(認証なし版)
- Yahoo!ボックスの公開ファイルダウンロードURL発行を行います。
今後の展望について
APIの種類については、デベロッパーの皆さまにとって、より有用なYahoo!ボックスの活用方法ができるようなAPIの追加を考えています。また、今後スマートフォンにフォーカスしたSDKの展開を目指しています。
ボックスAPIを利用したアプリケーションの開発を、一同お待ちしております。よろしくお願いいたします。
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