こんにちは。Yahoo! JAPAN研究所で研究員をしております柿原です。
Yahoo! JAPANには、中長期的な視野にもとづいて先端技術に関する基礎研究開発をし
ている、Yahoo! JAPAN研究所という研究部門があります。
この度、「japan.internet.com」にて連載中の"進化する「LIFE ENGINE」 - Yahoo! JAPAN 2010年の新技術"第4回では、そのYahoo! JAPAN研究所の概要についてご紹介させていただきました。ぜひご覧ください。
※「japan.internet.com」のご厚意により、2月24日に掲載された第4回目の記事を以下に転載します。
------下記転載------
Yahoo! JAPAN には、「Yahoo! JAPAN 研究所」という研究部門があることをご存知でしょうか?今回は、この Yahoo! JAPAN 研究所の活動をご紹介いたします。
Yahoo! JAPAN 研究所は、Yahoo! JAPAN の10周年にあたる2007年の4月に設立されました。日本最大規模のポータルサイトの運営は、当然ながらさまざまな技術によって支えられています。それらの技術は、研究開発された上で、実際のサービスに導入されているのですが、この Yahoo! JAPAN 研究所では、「次のインターネットサービス」の核となる先端的な技術やその活用・応用について研究を進めています。
Yahoo! JAPAN 研究所では、「技術シーズ」と「利用者ニーズ」双方からのアプローチで研究を進めています。研究の軸として、「基礎研究」「応用研究」「商用研究」「インターネット予測」という4つを掲げているのですが、前2つのシーズベースの研究は、研究者自らが得意とする技術を生かすことで新規事業分野を開拓するための技術を研究しており、後ろ2つのニーズベースの研究は、実際のサービスからのニーズに基づいて市場モデル分析やデータマイニングなどによるサービスの競争力強化のための研究をしています。
「Yahoo! JAPAN 研究所」の研究開発戦略
現在、Yahoo! JAPAN 研究所では9つの研究領域を設定し、それぞれの領域で研究員が日々研究活動を進めています。研究所発足時は自然言語処理の領域が中心でしたが、現在は画像処理や音声言語処理、ユーザーインタフェイス、セキュリティ、社会科学など多岐にわたっています。また、最近では大学の研究室や他企業との共同研究の案件も増えてきており、その活動の幅はますます広がってきています。
研究所での成果の展開としては、実際のサービスを支える技術として導入されることに加え、学術論文として各分野の国際会議やジャーナルで発表されたりもします。さらに、2009年6月に公開した「Yahoo!ラボ」では、「技術の種をお客さまとともに育てる苗床」をコンセプトとして、技術シーズで開発された試験プロダクトを公開しており、研究所の成果の一部もここで公開しています。
「Yahoo!ラボ」で試験プロダクトを公開
今回は、Yahoo! JAPAN 研究所の概要についてご紹介しましたが、次回は研究所でのより具体的な研究活動についてご紹介させていただく予定です。ご期待ください。
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