こんにちは、ヤフーの名古屋オフィスで働くデザイナーの吉川です。
2019年5月28日(火)に、第2回となる「ヤフー名古屋 Tech Meetup」を開催しました。
今回のテーマは 「コンテナ技術」。初開催だった前回に比べると話題を絞っての開催でしたが、エントリー開始当日に定員がすべて埋まるうれしい事態を受け、急きょ参加枠を増やしての実施となりました。
この記事では、初回に引き続き盛況のうちに終わった本イベントの様子を、運営スタッフの目線でレポートしていきます!
1.キーノート「Yahoo! JAPANのマネージド Kubernetes サービスを支える技術」
初めに、弊社内のKubernetesスペシャリストである黒帯 須田一輝よりキーノートスピーチが行われました。
kubernetesとは何か、なぜkubernetesを選ぶのか? という基本的な疑問を導入として、代表的なオブジェクトの解説やヤフー社内での事例紹介など、40分の持ち時間が足りなくなるほどの内容を盛り込んだ熱いセッションとなりました。
2.「エイチームライフスタイルにおける仮想化技術の今までとこれから」
続いて、株式会社エイチームライフスタイル CTO 大西勉様よりお話しいただきました。
実際にチームにコンテナ技術を導入した事例を時系列とともに振り返りながら、導入時の不安と期待、またその結果について詳しく解説していただきました。スライドの後半で紹介された「やってみて評価する」というマインドには、実況SNSでも共感の声が多く上がっていました。
3.「コンテナ技術によるデータの継続的な自動更新事例の紹介」
次に、弊社テクノロジーグループ システム統括本部 サービスプラットフォーム本部の清水昭弘のセッションが行われました。
ヤフーの社内プラットフォーム開発者の立場から、コンテナ技術を用いて従来抱えていたさまざまな問題の解消に取り組んだ事例が紹介されました。具体的に何をどう置き換えたのか、旧手法と新手法を比較しながらの説明が印象的でした。
4.「仮想マシンからの移行先としてPaaSとKaaS、どちらを選ぶか?」
最後は、弊社メディアカンパニー 検索統括本部ローカル検索本部 高木克彰のセッションです。
バックエンドの保守運用業務の生産性をコンテナ技術によって改善し、新規開発等に集中できるようにした事例について、具体的な取り組みの解説や、選択の根拠などを交えながら紹介されました。
懇親会
約1時間半のプレゼンテーションが終わったあとは、LTを交えた懇親会です! 前半に引き続き多くの方に参加いただき、にぎやかな会となりました。
コンテナ技術を業務で意欲的に使っている方も、筆者のようにほとんどコンテナ技術と縁がないデザイン職の参加者も、各テーブルで職種や業種の垣根を越えてのTechトークに花が咲いていました。
また、今回はキーノートのスピーカーが愛知県出身ということで、愛知の食べ物でテーブルを彩ってみました。
地ビールが好評だったので、次回も品を変えてご用意するかもしれません!
また、懇親会後半では、公募で立候補してくださった方3名によるLTコーナーを開催しました。笑いあり、どよめきありの和気あいあいとした雰囲気で、メインセッションとはまた違う多方面からのコンテナ技術トークが展開されました。
おわりに
以上でイベントレポートは終了ですが、少しだけこの会についてお話させてください。
ヤフー名古屋 Tech Meetupは、以下のような場を提供することを目的として開催している、クリエイター向けの勉強会です。
- 東京大阪に行かなくても技術的な話ができる場
- クリエイターのアウトプット/インプットの場
- 多種多様なクリエイターと交流できる場
他地域に比べると、名古屋ではクリエイター同士の交流や、情報発信の場が少ないという声をよく耳にします。ヤフー名古屋オフィスではこのような勉強会やイベントを定期的に開催し、東海地域のクリエイターがより活躍できる土壌づくりに貢献したいと考えています。
次回の開催は8月を予定しています。詳しい情報が決まり次第Connpassのページでご案内する予定なので、興味を持っていただいた方はぜひ「メンバーになる」ボタンを押してお待ちいただければ幸いです。一緒に名古屋、東海地域を盛り上げましょう!
Photo Credit: ヤフー名古屋公式カメラ隊 清水昭弘、沢田晃一、河原崎英夫
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