こんにちは! Hack Dayのプロデューサーをしている善積です。
先日、毎年社内で行われている「Internal Hack Day」を開催したので、イベントレポートをお届けします。
Internal Hack Dayとは
計24時間で作品を開発し、90秒で発表。「Internal Hack Day」は2007年からヤフー社内で開催されているハッカソンイベントで、今年で14年目を迎えます。
詳しくは以前、Developer Relations アドボケイトの山本が紹介していた記事をご覧ください。
今回のInternal Hack Day
18回目の開催となる今回は、LINEがZホールディングスグループに加わったことをきっかけに、「Zホールディングスのシナジー創出」をテーマとして設定。
アスクル、一休、LINE、PayPay、ヤフー、ZOZOテクノロジーズの6社で開催し、国内外から計143名、32チームが出場しました。
今後各社からイベントレポートやインタビューが公開される予定ですので、ご期待ください。
今回は新たな取り組みとして、下記の3つを行いました。
アイデアソン
Zホールディングスのシナジーを創出するうえで、グループ各社からの多角的な課題認識がカギになると考えました。
複数社からメンバーが集まる「混成チーム」を積極的に増やす施策をとして、アイデアソンを行いました。
アイデアソンはアイデアを持ち寄る形式で開催し、持ち寄ったアイデアをチーム内で収束、発展させた後、発表という形式で実施。
結果的にアイデアソンから混成チームが3チームが生まれ、計5チームが混成チームとしてハッカソンに出場しました。
Hack Lunch
従来Hack Dayは出場者たちがひとつの場所に集まり、ワイワイお祭りのように開発を楽しんでいたのですが、オンライン開催になってからはお祭り感が薄まってしまっていました。
その状況を改善するため、計24時間の開発とは別に懇親を目的としたランチタイムを設置しました。
Hack LunchはZoomのブレイクアウトルームを利用し、さまざまなテーマで懇親が行われたのですが、なかでも「各社の開発文化を知りたい」というテーマに多くの出場者が集まり盛り上がっていました。
テクノロジー提供
3月に社外でオープン開催したHack Day 2021で実施したテクノロジー提供を、社内のInternal Hack Dayでも行いました。
LINEから「CLOVA OCR」「LINE Blockchain Developers」「LINE Messaging API」を、PayPayから「PayPay for Developers」をご提供いただきました。
Internal Hack Dayでは、オープンな技術はもちろん、クローズドな社内技術についても基本的には自由に活用して開発できます。
Zホールディングスのシナジー創出につなげるという意図もあってか、15ものチームで提供テクノロジーが活用されました。
作品の傾向
受賞作品については、Yahoo! JAPANのコーポレートブログでインタビューとともに紹介するので、公開をお待ちください。
作品のカテゴリーをざっくりと分類すると、下記のようになりました。
引き続きコロナ禍での開催ということもあり、コミュニケーションツールが作品の多くを占めました。
前回に比べると、トレーディングカードの仕組みを用いていたり、地域の方とのコミュニケーションにフォーカスしていたりと、オンライン”以外”の部分でどのようにコミュニケーションを活性化させるかにフォーカスが当たっていました。
続いて多かったレコメンドサービスでは、Zホールディングスのサービスを横断して情報をおすすめする作品が多く見られました。
興味深い点としては、AIを用いた機械的なレコメンドだけではなく、LINEの友だちを利用した”人の気配のある”レコメンデーションを行うチームが多かったことです。
情報過多の世界において、友人からのおすすめという強烈なシグナルは重宝されていきそうです。
管理系のアプリについては提供テクノロジーのCLOVA OCRと組み合わせた作品が多く、高精度な読み取り機能を活用して手軽に記録し、記録された情報を元にグループ各社への連携が行われていました。
個別の作品についても、今後テックブログで公開されますので、ぜひ楽しみにしていてください。
こちらの記事もぜひご覧ください
今回のInternal Hack Dayに関連して、いくつか記事が公開されています。ぜひご覧ください。
- Zホールディングスのグループ会社が集結 24時間で作品を生み出す「Internal Hack Day 18」の受賞作品を紹介(Yahoo! JAPAN Corporate Blog)
- 社内ハッカソン「Internal Hack Day」を開催 アスクル、一休、LINE、PayPay、ヤフー、ZOZOテクノロジーズ 開発スタイルの違いとは?(Yahoo! JAPAN Corporate Blog)
- Internal Hack Day 18参加レポート(ASKUL Engineering BLOG)
- ヤフーのInternal Hack Dayに参加しました(一休.com Developers Blog)
- 24時間の開発にモブプロを取り入れてみた(Internal Hack Day編)(Yahoo! JAPAN Tech Blog)
みなさんも参加できる、Digital Hack Dayが開催されます!
10月10〜11日に開催されるデジタルの日に合わせて、「日本のデジタル化」をテーマにしたDigital Hack Day 2021が下記のスケジュールで開催されます。
- 8/28(土):テクノロジー紹介イベント(13:00〜17:00@オンライン)
- 8/29(日)~9/24(金) :利用テクノロジー検証期間
- 9/25(土)~9/26(日):24時間ハッカソン(予選@オンライン)
- 9/26(日):プレゼンテーション(予選@オンライン)
- 9/27(月)~10/9(土):追加開発期間
- 10/9(土):事前映像収録(@ヤフーLODGEを予定)
- 10/10(日):プレゼンテーション(決勝@都内スタジオ)
クリエイターのみなさんの考える「日本がこんな風にデジタル化されていくといいな〜」をカタチにしてみませんか?
出場者の募集期間は7月30日(金)〜9月17日(金)となっております。
出場登録はこちらから! みなさんの出場、心よりお待ちしております。
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