テクノロジー

2019.09.18

データ可視化はどんなツールや手法がいい? Bonfire Data Analyst #2 イベントレポート

Yahoo!ショッピングエンジニアの木村です。

8月29日(木)に弊社のオープンコラボレーションスペース LODGE で開催された Bonfire Data Analyst #2 の様子を振り返ります。

Bonfire Data Analyst はデータ分析を専門的に行っている人だけでなく、分析基盤を支えるエンジニアやデータを見ながらビジネスを成長させるビジネス層からの関心が高く、今回も会場いっぱいの参加者に来ていただきました。

参加者

今回のテーマはデータの可視化です!

  1. 創業2年目スタートアップ
  2. エンジニア組織
  3. 可視化のカンファレンス「EuroVis」

の3つのテーマで講演が行われました。

「ベンチャーから始めるデータの可視化」

吉田 裕宣さん 株式会社HR Force / データアナリスト

吉田様

新規事業の立ち上げとその後の急速な成長の経験から、データ整備と可視化の重要さを痛感した吉田さんは 「ベンチャーのデータ整備とは、組織の立ち上げそのもの」 だと説明しました。立ち上げ期データが集まる組織を作ることが自分の使命だと考えながら奮闘していたようです。

会社の規模が大きくなり多様な人材が増えていくにつれて、Excel → Tableau → Google データポータル → Salesforseといったように環境を増やしていったというのが印象的でした。

私は吉田さんの講演を聞くまで Google データポータルのことはほとんど知りませんでしたが、アカウント制限なく可視化できる素晴らしいツールと紹介しており、自分でも試してみたい気持ちになりました。

「ヤフーにおけるデータの可視化」

前側 将 ヤフー株式会社 / データアナリスト

前側さん

データ分析のコンサルタントから事業会社であるヤフーのアナリストに転身した経歴を持つ前側。

前側はヤフーが抱えている可視化の課題を文化の問題運用の問題ガバナンスの問題の3つに切り分け、アナリストを支える立場として Tableau の利用を積極的に支援することに取り掛かりました。

アート性と使いやすさを兼ね備える Tableau はデータの発想力を育むツールで、レゴのようなものだと説明します。前側は Tableau をデータドリブンの入り口と位置づけ、とりわけ営業・マーケティング層を対象として分析環境の整備とデータ利活用の推進を行っています。

ヤフーでは、なんと月間3,000人もがTableauを使用しており、サイトは60にも及びます。前側の所属するチームではこの環境を5人ほどで支えながら、より有効なデータ活用をするための啓発活動を行っているようです。

「データ可視化の研究って何をしているの?何の役に立つ?」

水野 加寿代 ヤフー株式会社 / ソフトウェアエンジニア

水野さん

情報可視化を研究テーマに博士号を取得し、ポルトガルで開催されたカンファレンスEuroVisに参加した水野は、アカデミックな知見からデータ分析や可視化手法の研究トレンドついて語りました。

可視化の研究の世界では、特定のデータ/タスクの分析や、ディープラーニングに関連するものが増えているといいます。

Bonfireでは、自身の研究成果であるアニメーションを活用した最適な可視化についての研究 (Optimizing Stepwise Animation in Dynamic Set Diagrams) や、仮説検証を行うtableauユーザの行動分析についての研究 (Characterizing Exploratory Visual Analysis: A Literature Review and Evaluation of Analytic Provenance in Tableau) について解説しました。

社内ではEuroVisの報告会として10本もの論文紹介を行う活動もしています。

また、今回は sli.do を使って、参加者から講演者への質問がしやすくなるような試みをしてみました。

sli.do

気軽に質問をできるだけでなく、周りの参加者がどんなことを考えて話を聞いているかがわかりやすかったです。「どんなBIツールを使っているかを知りたい」という質問には、会場でアンケートを取る一幕もありました。

アンケート

懇親会では、データアナリスト同士が日頃用いているツールや、データ分析をする際の考え方などについて意見交換をしていました。

懇親会

まとめ

今回のイベントでは、分析者にとってどのような可視化ツールが良いかや、どのような可視化手法がこれから重要になってくるかといった話が中心に行われました。

参加者からは、実際のビジネス課題をデータ分析に基づいて解決したような事例を聞いてみたいという声や、データサイエンスを中心に据えた会を開催してみてほしいという声もありました。

それでは、次回もお楽しみに!

写真: Misaki


木村 悠紀

ヤフーショッピング エンジニア

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